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クレカ積立について

📌 情報の取り扱いについて:本記事は2026年5月時点の公開情報をもとに作成していますが、各社のサービス改定やキャンペーン変更により内容が古くなることがあります。クレカ積立の還元率・月額上限・対象カード・対象ファンド・年会費条件は、利用前に必ず各証券会社・カード会社の公式情報をご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品・証券口座・クレジットカードの選択を推奨するものではありません。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

NISAのつみたて投資をクレジットカードで決済すると、毎月の積立額に応じてポイント還元を受けられます。これが、いわゆる「クレカ積立」です。

2024年の制度改正を受けて、楽天証券やSBI証券などではクレカ積立の月額上限が5万円から10万円へ引き上げられ、NISAのつみたて投資枠(年120万円・月10万円)をクレカ積立だけで埋めやすくなりました。

この記事では、楽天証券(楽天カード・楽天キャッシュ)とSBI証券(三井住友カード/Olive)のクレカ積立還元率を、カードランク別に整理します。

クレカ積立の仕組み

クレカ積立は、毎月決まった金額の投資信託を、自分のクレジットカードで決済する仕組みです。決済額に応じてカード会社のポイントが貯まり、貯まったポイントは普段の買い物や投資信託の購入などに使えます。

たとえば、月10万円を還元率1.0%のカードで積立した場合、毎月1,000ポイント、年間で12,000ポイントが還元されます。20年積み立てれば、ポイントだけで24万円相当が貯まる計算です。

運用益とは別に、積立そのものでポイントが貯まる点がクレカ積立の魅力です。

ただし、還元率は固定ではありません。カード種類、年間カード利用額、対象ファンド、キャンペーン条件によって変わります。特に上位カードは年会費がかかるため、ポイント還元だけでなく、年会費とのバランスも見る必要があります。

主な選択肢の還元率(2026年5月時点)

主要な証券会社とカードランクの組み合わせは、次のとおりです。還元率は改定されることがあるため、必ず公式サイトで最新条件を確認してください。

楽天証券(楽天カード・楽天キャッシュ)

楽天証券では、楽天カードクレジット決済と楽天キャッシュ決済を利用できます。

楽天カードクレジット決済は月10万円まで、楽天キャッシュ決済は月5万円まで設定できます。併用すると、最大月15万円までキャッシュレスで投信積立ができます。

ただし、NISAのつみたて投資枠は年間120万円、つまり月10万円が目安です。月10万円を超えて積み立てる場合は、成長投資枠や特定口座を組み合わせる形になります。

楽天カードクレジット決済

楽天カードクレジット決済の還元率は、カード種類と対象ファンドの代行手数料率によって変わります。

カード年会費代行手数料0.4%(税込)以上のファンド代行手数料0.4%(税込)未満のファンド
楽天カード無料1.0%0.5%
楽天ゴールドカード2,200円1.0%0.75%
楽天プレミアムカード11,000円1.0%1.0%
楽天ブラックカード33,000円2.0%2.0%

一般的な低コストインデックスファンドは、代行手数料0.4%(税込)未満に該当することが多いため、楽天カードでは0.5%、楽天ゴールドカードでは0.75%、楽天プレミアムカードでは1.0%が目安になります。

楽天ブラックカードは還元率2.0%ですが、年会費33,000円で、申込にも楽天カード所定の条件があります。クレカ積立だけを目的に検討するカードではなく、カード本体の特典や利用額も含めて判断するカードです。

楽天キャッシュ決済

楽天キャッシュ決済は、楽天キャッシュ残高を使って投資信託を積み立てる方法です。月5万円まで設定できます。

楽天キャッシュで投資信託を積み立てると、楽天キャッシュの積立利用額に対して0.5%相当の楽天ポイントが進呈されます。これは、楽天カードのランクやチャージ手段によって変わるものではありません。

以前は「楽天カードから楽天キャッシュへチャージしたときの還元」と説明されることがありましたが、現在は楽天キャッシュの投信積立利用額に対して0.5%相当が進呈される仕組みとして整理する方が正確です。

楽天カード決済と楽天キャッシュ決済で、同じ積立額に対して二重にポイントが付くわけではありません。楽天カード決済分は楽天カード決済分として、楽天キャッシュ決済分は楽天キャッシュ決済分として、それぞれ別にポイントが付くと考えると整理しやすくなります。

SBI証券(三井住友カード/Olive)

SBI証券では、三井住友カードやOliveフレキシブルペイを使って投資信託のクレカ積立ができます。クレカ積立の上限は月10万円です。

還元率は、カードランクと年間カード利用額によって変わります。

カード年会費クレカ積立還元率の目安
三井住友カード(NL)/Olive一般無料初年度は原則0.5%。2年目以降は前年の年間カード利用10万円以上で0.5%、10万円未満は0%
三井住友カード ゴールド(NL)/Oliveゴールド5,500円。年間100万円以上利用で翌年以降の年会費が永年無料年間カード利用100万円以上で1.0%、10万円以上100万円未満で0.75%、10万円未満は0%
三井住友カード プラチナプリファード/Oliveプラチナプリファード33,000円年間カード利用額に応じて1.0〜3.0%
三井住友カード Visa Infinite99,000円年間カード利用額に応じて1.0〜4.0%

三井住友カードつみたて投資のクレカ積立額は、年間カード利用額の集計対象外です。たとえば月10万円をクレカ積立しても、それだけではゴールドNLの年100万円条件や、クレカ積立還元率の年間利用条件は達成できません。

また、2026年5月買付分から、Olive契約者向けの「Olive限定上乗せプラン」も始まっています。Olive契約口座の円普通預金残高などの条件を満たすと、通常のクレカ積立ポイント付与率に最大0.5%が上乗せされる場合があります。ただし、条件が細かいため、通常のカードランク別還元率とは分けて考えるのが安全です。

月10万円積立した場合のポイント目安

月10万円を1年間、つまり年間120万円積み立てた場合のポイント目安を整理します。

ここでは、楽天証券側は低コストインデックスファンド(代行手数料0.4%未満)を想定します。

組み合わせ還元率年間ポイント目安
楽天カード+楽天証券0.5%6,000ポイント
楽天ゴールドカード+楽天証券0.75%9,000ポイント
楽天プレミアムカード+楽天証券1.0%12,000ポイント
楽天ブラックカード+楽天証券2.0%24,000ポイント
三井住友カード(NL)/Olive一般+SBI証券最大0.5%最大6,000ポイント
三井住友カード ゴールド(NL)/Oliveゴールド+SBI証券最大1.0%最大12,000ポイント
三井住友カード プラチナプリファード+SBI証券最大3.0%最大36,000ポイント
三井住友カード Visa Infinite+SBI証券最大4.0%最大48,000ポイント

※SBI証券側のポイント目安は、通常のカードランク別還元率で計算しています。Olive限定上乗せプランの条件を満たす場合は、別途最大0.5%が上乗せされる場合があります。

この表の「最大」は、所定の条件を満たした場合の目安です。

特にSBI証券側は、年間カード利用額によって還元率が変わります。条件を満たさない場合は、還元率が下がる、または0%になる組み合わせもあります。

楽天証券側は、楽天カードの種類と対象ファンドの代行手数料率で還元率が決まります。低コストインデックスファンドでは下限側になることが多く、代行手数料0.4%(税込)以上のファンドでは上限側になります。

選び方の3つの視点

1. 普段使っている経済圏との相性

クレカ積立で貯まるポイントは、普段使っている経済圏で消費できると価値が高くなります。

楽天市場・楽天モバイル・楽天銀行などを日常的に使う人は、楽天証券+楽天カードの方が自然です。

三井住友カードやVポイントを日常的に使っている人は、SBI証券+三井住友カードの方が自然です。

還元率が同じでも、貯まったポイントを無理なく使える方が、最終的なメリットは大きくなります。

2. 年会費とのバランス

還元率の高いカードは、多くの場合、年会費がかかります。

たとえば、楽天プレミアムカードは年会費11,000円で、低コストインデックスファンドでも1.0%還元です。月10万円を1年間積み立てると12,000ポイントになるため、投信積立だけで見ると年会費とほぼ相殺されます。

三井住友カード プラチナプリファードは年会費33,000円で、クレカ積立の還元率は年間カード利用額によって1.0〜3.0%に変わります。投信積立だけで年会費を回収するのではなく、家計全体でのカード利用額、対象加盟店での上乗せ還元、継続特典などを含めて判断する必要があります。

楽天ブラックカードや三井住友カード Visa Infiniteも、投信積立だけを目的に選ぶカードではありません。カード本体の特典や年間利用額まで含めて検討するカードです。

無理に年会費の高いカードを選ぶ必要はありません。自分のライフスタイルと積立額に合うカードを選ぶのが基本です。

3. 還元率・年会費の改定リスクと「継続性」

クレカ積立の還元率は、過去にも何度か改定されています。カード年会費、無料化条件、ポイント付与条件も変わる可能性があります。

「いま還元率が高いから」「いま年会費が安いから」だけを理由に選ぶと、改定後に思ったより還元されない、または年会費負担が重くなることがあります。

還元率や年会費は将来変わるものという前提で、長期で続けられる積立額と、普段使っている経済圏との相性を重視する方が安全です。

NISAは、20〜30年の長期で続けることも想定される制度です。ポイント最大化のために普段使わない経済圏のカードを増やすより、すでに使っているサービスとの相乗効果がある証券会社・カードの組み合わせを選ぶ方が、結果的に管理しやすくなります。

月10万円対応への変更

2024年の制度改正を受けて、楽天証券やSBI証券などではクレカ積立の月額上限が5万円から10万円へ引き上げられました。これにより、NISAのつみたて投資枠(年120万円・月10万円)を、クレカ積立だけで埋めやすくなりました。

ただし、上限は証券会社・カード会社・対象商品によって異なる場合があります。月10万円のクレカ積立を計画する場合は、自分が選ぶ組み合わせで月10万円に対応しているかを必ず確認してください。

また、楽天証券では楽天カードクレジット決済に加えて、楽天キャッシュ決済を月5万円まで併用できます。月10万円を超えて積み立てたい場合は、成長投資枠や特定口座を組み合わせるかどうかも検討しましょう。

注意点

クレカ積立を使うときは、以下の点に注意してください。

  • 還元率・年会費は改定されることがあるため、毎年1回は公式条件を確認する
  • 年会費が高いカードは、家計全体の利用額と合わせて元が取れるか確認する
  • クレカ積立で貯まったポイントは、可能であれば投資信託の追加購入など、資産形成につながる使い方を検討する
  • 家計の引落口座との連動も確認する。残高不足で引落不能になると積立が止まり、機会損失になることがある
  • 月の積立額は、家計の余裕資金の範囲で設定する
  • 生活防衛資金(生活費1年分など)は別途確保したうえで、無理なく続けられる金額にする

まとめ

クレカ積立は、NISAのつみたて投資をするなら検討する価値がある仕組みです。月10万円積立で還元率1.0%なら、年12,000ポイント、20年で24万円相当のポイントが貯まります。

ただし、還元率の高さだけで選ぶのではなく、次の3点を踏まえて選ぶのが安全です。

  • 自分の経済圏との相性
  • 年会費とのバランス
  • 還元率改定リスクと長く続けやすいか

楽天証券は、楽天カード・楽天キャッシュ・楽天ポイントを使いたい人に向いています。SBI証券は、三井住友カード・Olive・Vポイントを使いたい人に向いています。

どちらかが絶対に上というより、普段使っているカード・銀行・ポイント・買い物先に合わせて選ぶのが現実的です。

よくある質問

Q1. クレカ積立って何?普通の投資と何が違う?
クレカ積立は、毎月決まった金額の投資信託をクレジットカードで決済する仕組みです。決済額に応じてカード会社のポイントが貯まり、運用益とは別に積立そのものでポイントが貯まる点が魅力。2024年の制度改正を受けて月額上限は5万円から10万円へ引き上げられ、NISAのつみたて投資枠(年120万円・月10万円)をクレカ積立だけで埋めやすくなりました。
Q2. 楽天証券とSBI証券、クレカ積立はどちらが有利?
単純な有利・不利では決まりません。楽天カード×楽天証券は、カード種類とファンドの代行手数料率で還元率が決まり、年間カード利用額条件を気にせず使えるシンプルさが強み。三井住友カード×SBI証券は、年間カード利用額で還元率が段階的に変わる代わりに、ゴールドNLの年100万円達成での年会費永年無料化+1.0%還元が強み。普段使っている経済圏(楽天市場 vs 対象コンビニ・飲食店)で選ぶのが現実的です。
Q3. 月10万円積立で年間どれくらいポイントが貯まる?
還元率1.0%なら年12,000ポイント、0.5%なら年6,000ポイント。月10万円を1年間積み立てると年間120万円なので、その何%が貯まるかという計算になります。楽天プレミアムカード×楽天証券は1.0%(年12,000ポイント)、三井住友ゴールドNL(年100万円達成時)×SBI証券は1.0%(年12,000ポイント)。20年積立すれば、還元率1.0%でポイントだけで24万円相当が貯まる計算です。
Q4. 楽天カードクレジット決済と楽天キャッシュ決済はどう違う?
楽天カードクレジット決済は月10万円まで、楽天キャッシュ決済は月5万円まで設定でき、両方を組み合わせると合計で月15万円までキャッシュレスで投信積立ができます。楽天カードクレジット決済の還元率はカード種類とファンドの代行手数料率で決まり、楽天キャッシュ決済は楽天キャッシュ利用額に対して0.5%相当のポイントが進呈されます。両者は別の決済方法で、同じ積立額に二重にポイントが付くわけではありません。
Q5. 三井住友ゴールドNLのクレカ積立は、年100万円利用条件にカウントされる?
カウントされません。三井住友カードつみたて投資のクレカ積立額は、年間カード利用額の集計対象外です。月10万円を12か月クレカ積立しても、それだけではゴールドNLの年100万円条件には届きません。年100万円は電気・ガス・通信費・サブスク・食費・日用品など、日常のカード決済で達成する必要があります。
Q6. Olive限定上乗せプランとは?
2026年5月買付分から、Olive契約者向けの上乗せプランが始まっています。Olive契約口座の円普通預金残高などの条件を満たすと、通常のクレカ積立ポイント付与率に最大0.5%が上乗せされる場合があります。SMBC IDとVpass IDの連携、判定日時点での残高条件など細かい要件があり、対象条件や特典内容は変更・終了する可能性があります。通常のカードランク別還元率とは分けて考えるのが安全です。
Q7. プラチナプリファードやブラックカードは投信積立だけで作る価値がある?
投信積立だけで判断すると、年会費の負担が大きく回収のハードルが高めです。三井住友プラチナプリファードは年会費33,000円・年300万円以上で2.0%・500万円以上で3.0%、楽天ブラックカードは年会費33,000円・2.0%還元。投信積立だけでなく、年間カード利用額・対象加盟店での上乗せ還元・カード本体の特典まで含めて納得できる人向けです。投信積立だけを目的に作るカードではありません。
※ 本記事の還元率・条件は2026年5月時点のものです。クレカ積立の還元率は改定が頻繁なため、申し込み前には必ず各証券会社・カード会社の公式サイトで最新条件をご確認ください。

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楽天証券と楽天カード、SBI証券と三井住友カード/Oliveのように、自分が普段使っている経済圏と合わせて選ぶと管理しやすくなります。

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