← 前のページに戻る

広告を含む(PR)

SBI証券でiDeCoを始めるべきか — セレクトプランの低コスト商品・手数料0円・楽天証券との違い

📌 情報の取り扱いについて:本記事は2026年5月時点の公開情報をもとに作成していますが、税制改正・拠出限度額改正・各社の商品ラインナップ変更により内容が古くなることがあります。iDeCoは加入後の変更に制約がある制度のため、加入前に必ずiDeCo公式サイト・厚生労働省・各運営管理機関の最新情報をご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の選択やiDeCoへの加入を推奨するものではありません。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、NISAとは別枠で老後資金を積み立てられる私的年金制度です。掛金が全額所得控除になり運用益も非課税という税制メリットがある反面、原則60歳前に自由に引き出せないという制約があります。

この記事は「どの運営管理機関でiDeCoを始めるか」を検討している人向けに、SBI証券のiDeCo(セレクトプラン)を使う場合の特徴を中心にまとめます。掛金の限度額や受け取り時の税金など証券会社に依らない制度の話は要点だけにとどめ、詳しくは関連記事へ案内します。

SBI証券でiDeCoを使うメリット

iDeCoは運営管理機関を問わず、掛金が全額所得控除になる・運用益が非課税になるという基本メリットは同じです。証券会社を選ぶときに差が出るのは、取扱商品の幅・手数料・他の口座とのつながりです。

SBI証券でiDeCoを使う場合の要点を先にまとめると、次のとおりです。

  • セレクトプランで低コスト商品が幅広い。eMAXIS Slimや雪だるまシリーズなど、信託報酬の低いインデックスファンドから選べる。
  • 運営管理機関手数料が0円。運営管理機関側で毎月の手数料を上乗せされない。
  • NISA・SBI証券の総合口座と同じ画面で確認できる。資産の置き場所をそろえやすい。

このうち、SBI証券らしさが出るのは1つ目の「商品の幅」です。以降のセクションで、まずセレクトプランの中身から見ていきます。

セレクトプランとは — 低コスト商品の幅

SBI証券のiDeCoには「セレクトプラン」があり、新規に始める人はこのプランが基本になります。セレクトプランの持ち味は、低コストのインデックスファンドが幅広くそろっていることです。代表的なのは次のあたりです。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)— 米国の大型株約500社に投資
  • SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま 全世界株式)— 小型株まで含む全世界分散
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)— 日本を除いた海外株式中心

このほかにも先進国株式・新興国株式・国内株式・債券・REIT・バランス型・ターゲットイヤー型・元本確保型がそろっています。長期の老後資金づくりなら、全世界株式かS&P500のインデックスを軸にするのがシンプルです。

商品本数は楽天証券よりやや多めの時期もあり、低コスト系の主力ファンドを選びやすいのがセレクトプランの利点です。ただし、本数が多いほど良いわけではなく、自分が買いたいファンドが入っているかの方が大事です。どのファンドをどう組むか、信託報酬の具体的な数値、年齢別の見直し方は、SBI証券iDeCoの商品の選び方で整理しています。商品ラインナップは変更されることがあるため、加入直前にはSBI証券の公式商品一覧と各ファンドの目論見書で確認してください。

運営管理機関手数料は0円 — 手数料の見方

iDeCoの手数料は「運営管理機関ごとの手数料」と「制度共通の手数料」に分かれます。「SBI証券は無料」と言われるのは前者を指していて、制度共通の手数料は別途かかります。

無料なのは 運営管理機関手数料(SBI証券は0円) の部分です。これに加えて、どの金融機関でも共通でかかる制度コスト(掛金を拠出する月で月171円。2027年1月分以降は月186円に見直し予定)と、加入時・移換時の2,829円、給付時の手数料があります。制度共通コストの内訳(国民年金基金連合会・信託銀行への手数料)と最新の金額iDeCoの基礎(iDeCoにかかる手数料) にまとめているので、そちらを正としてください。

ここで押さえておきたいのは、制度共通の月171円(→186円)はSBI証券でも楽天証券でも同じという点です。運営管理機関手数料はどちらも0円なので、手数料だけを比べても差はつきません。SBI証券を選ぶ理由は、手数料よりも商品の幅やNISAとの相性で考えるのが実態に合います。

掛金を止めて運用だけを続ける「運用指図者」になると、掛金納付手数料はかからず、主に信託銀行の66円が残ります。給付や還付の際に別途手数料がかかることもあります。

NISA・総合口座との一元管理

SBI証券iDeCoのもう一つの利点は、NISAや総合口座と同じログインで資産を確認できることです。iDeCo・NISA・課税口座がSBI証券に集まっていると、資産全体を一つの画面で見渡せます。

iDeCoは原則60歳まで引き出せない「老後資金専用の枠」、NISAは必要なときに現金化しやすい枠という役割の違いがあります。両方をSBI証券にそろえておくと、それぞれの残高を見比べながら家計全体のバランスを考えやすくなります。

iDeCo自体はポイントがたまる制度ではないため、「経済圏だからSBI証券iDeCo」というより、NISAをどこで使っているかをそろえるという考え方が実用的です。

SBI証券視点で見る楽天証券iDeCoとの比較

iDeCoでSBI証券とよく比較されるのが楽天証券です。どちらも運営管理機関手数料は0円で、全世界株式・米国株式の低コストインデックスファンドを選べます。SBI証券を起点に違いを整理すると次のようになります。

項目SBI証券iDeCo(セレクトプラン)楽天証券iDeCo
運営管理機関手数料0円0円
中心になる低コストシリーズeMAXIS Slim・雪だるまシリーズ楽天・プラスシリーズ
商品本数やや多めの傾向主要な選択肢はそろう
NISAとそろえやすい人SBI証券でNISAを使っている人楽天証券でNISAを使っている人

SBI証券は商品本数がやや多めで、低コストファンドの選択肢が広い点が魅力です。ただし、iDeCoでは買いたいファンドが1本入っていれば足りることが多く、本数の多さがそのまま有利とは限りません。

SBI証券を選ぶ判断がはっきりするのは、すでにNISAをSBI証券で使っているケースです。同じログイン先で運用方針をそろえられるため、口座をまたぐ手間が減ります。NISAを楽天証券で使っているなら、楽天証券でiDeCoを始めるべきかもあわせて検討してください。証券会社そのものの比較は楽天証券 vs SBI証券でも整理しています。

制度共通のポイント(限度額・改正・手続き・出口)

ここから先は、運営管理機関に関係なく共通する制度の話です。要点だけ確認し、詳細は関連記事へ案内します。

拠出限度額:2026年5月時点の月額上限は、第1号(自営業など)が68,000円、企業年金なしの第2号(会社員)が23,000円、企業型DCやDBがある会社員・公務員が20,000円、第3号(専業主婦・主夫など)が23,000円です。勤務先の年金制度で上限が変わるため、不明な場合は勤務先の人事・総務に確認するのが安全です。企業型DCとの関係はiDeCoと企業型DCへ。

2026年12月の限度額改正(施行予定):第1号は月68,000円→75,000円、企業年金なしの第2号は月23,000円→62,000円へ引き上げられる予定です。企業型DCやDBがある人は、それらの掛金と合わせて月62,000円の範囲で決めます。第3号は変更なし。加入可能年齢も要件を満たせば70歳未満まで拡大される方向です。上限が上がっても引き出せない制約は変わらないため、生活防衛資金や教育費・住宅費とのバランスで掛金を決めるのが現実的です。

加入手続き:2024年12月以降、個人口座から掛金を拠出する場合は原則として事業主証明書の提出が不要になりました。運営管理機関を選び、オンライン申込または資料請求で手続きを進め、掛金額と運用商品を決めます。他社からの移換は時間がかかるため、急がない時期に進めるのが無難です。

出口戦略の入口:受け取り方は一時金(退職所得控除の対象)・年金(公的年金等控除の対象)・併用の3通りです。2026年1月以降、iDeCoの一時金を先に受け取り、その後に会社の退職金を受け取る場合、退職金側の退職所得控除の調整対象期間が「前年以前4年以内」から「前年以前9年以内」に拡大されました(5年ルール→10年ルール)。退職金を先に受け取って後からiDeCoを受け取る場合は、別の19年ルールがあり、こちらは変更されていません。詳しくはiDeCoの出口の税金で整理しています。

まとめ

SBI証券iDeCo(セレクトプラン)は、運営管理機関手数料0円・低コスト商品の幅広さ・NISAとの一元管理が持ち味です。とくに低コストファンドの選択肢を広く持ちたい人や、NISAをすでにSBI証券で使っている人にとって、相性のよい運営管理機関です。

ただし、手数料0円も低コストインデックスファンドが選べる点も楽天証券iDeCoと共通です。「SBIだから」ではなく、NISAをどこで使っているか・買いたいファンドが入っているか・引き出せない制約を受け入れられるかで判断するのが現実的です。

商品の中身の選び方はSBI証券iDeCoの商品の選び方、制度全体の基礎はiDeCoの基礎を入口にしてください。

※ 本記事に記載の手数料・商品ラインナップ・拠出限度額は2026年5月時点の公開情報です。iDeCoは制度・限度額の改正があるため、加入前には必ず厚生労働省・iDeCo公式・各運営管理機関のサイトで最新情報をご確認ください。

よくある質問

Q1. SBI証券でiDeCoを使う一番のメリットは?
運営管理機関手数料が 0円 であることに加えて、セレクトプランで低コストのインデックスファンドが幅広くそろっている点です。eMAXIS Slimシリーズや雪だるまシリーズなど、信託報酬が低いファンドから選べるため、運用方針に合わせて選びやすくなっています。NISAをSBI証券で使っている人なら、同じログイン先で資産を一元管理できるのも利点です。
Q2. SBI証券iDeCo(セレクトプラン)の運営管理機関手数料はいくら?
SBI証券iDeCo(セレクトプラン)の運営管理機関手数料は 0円 です。これは運営管理機関に払う分が無料という意味で、制度共通の手数料は別にかかります。掛金を拠出している月は国民年金基金連合会105円+信託銀行66円の 合計171円(2026年12月分まで)、加入時・移換時には 2,829円 です。2027年1月分以降は掛金納付手数料が 120円 に変わる予定で、共通コストは月186円になります。
Q3. SBI証券iDeCo(セレクトプラン)では低コスト商品が幅広く選べる?
セレクトプランでは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やSBI・全世界株式(雪だるま 全世界株式)、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)など、低コストのインデックスファンドを幅広く選べます。商品本数は楽天証券よりやや多めの時期もあります。ただし本数の多さより、自分が買いたいファンドが入っているかが重要です。具体的な選び方や信託報酬は 商品の選び方の記事 で整理しています。
Q4. SBI証券iDeCoと楽天証券iDeCoの違いは?
どちらも運営管理機関手数料は 0円 で、全世界株式や米国株式の低コストインデックスファンドを選べます。違いは取扱シリーズで、SBI証券はeMAXIS Slimや雪だるまシリーズ、楽天証券は楽天・プラスシリーズが中心です。商品本数はSBI証券の方がやや多めの傾向ですが、買いたいファンドが1本入っていれば本数差はあまり問題になりません。NISAをSBI証券で使っているなら、SBI証券iDeCoにそろえる判断が現実的です。
Q5. SBI証券iDeCoはオリジナルプランとセレクトプランのどちらを選ぶ?
新規に始めるなら、低コストのインデックスファンドがそろっているセレクトプランが選びやすい構成です。オリジナルプランは過去から続くプランで、現在新規にiDeCoを始める人はセレクトプランが基本になります。プラン名や取扱商品は変更されることがあるため、申込前にSBI証券の公式iDeCoページで最新のプラン構成を確認してください。
Q6. 2026年12月の改正でSBI証券iDeCoの拠出上限は変わる?
拠出限度額の改正は制度全体の話で、SBI証券・楽天証券などの運営管理機関に関係なく適用されます。第1号被保険者は 月68,000円→月75,000円、企業年金のない第2号被保険者は 月23,000円→月62,000円 へ引き上げられる予定です。企業型DCやDBがある人は、それらの掛金と合わせて月62,000円の範囲でiDeCoの掛金を決める形になります。第3号被保険者は変更なしとされています。

iDeCo口座開設

iDeCoは、加入後に運営管理機関を変更することもできますが、手続きには時間と手間がかかります。NISAで利用している証券会社とそろえると、ログイン・確認が一元化しやすくなります。

※ iDeCoは原則として60歳前に自由に引き出せません。生活防衛資金・住宅費・教育費の予定を確認したうえで、ご自身の判断で加入してください。下記リンクには広告・アフィリエイトリンクを含む場合があります。

※ iDeCo申込にはまず証券会社の総合口座開設が必要です。下記の口座開設リンクは総合口座のフォームに進みます。iDeCoの詳細・申込手順は各社の公式iDeCoページをご確認ください。

SBI証券で口座開設 楽天証券で口座開設 SBI証券 iDeCo 公式詳細 楽天証券 iDeCo 公式詳細

関連診断・関連記事

SBI証券iDeCoの商品の選び方 → 雪だるま・eMAXIS Slim の組み合わせ方

楽天証券と比べる → 楽天証券でiDeCoを始めるべきか

iDeCoの基本 → iDeCo の基礎

iDeCo出口の重複ルール → iDeCo の出口の税金 — 退職所得控除との重複ルール

企業型DCと比較 → iDeCo と企業型DC

SBI証券でNISAから始める → SBI証券でNISAを始める手順ガイド

← 前のページに戻る